欲しい欲しい
物欲と私
物を買うのが好きだ。
化粧品、本、画集、スケッチブック、レシピ本etc...
「いいな!」と思うものを見つけると、手に入れるまでその物の事で頭がいっぱいになってしまう。
あのコスメがあったら毎日ウキウキするだろうな。
限定物だし、あとで後悔したくないな。
この人の絵は素敵だから、画集を手元において参考にしたいな。
この本があれば色んな料理が作れるようになるかも!
気持ちを落ち着けようとするも、たいてい失敗。そして始まる「買おうかどうしようか」
あぁもやもや。
結局、我慢したところでいつかまたその気持ちをぶり返して買ってしまうことが多いので、最近は無理のない範囲であれば購入して素直に楽しむことにしています。
でも中には購入してもしっかり読まない本だったり、結局使わない化粧品だったり、白紙のままのスケッチブックがあるのも事実。
さらにはそれらを眺めて、「無駄な買い物しちゃったかも」と自己嫌悪することも。
挙句の果てに買い物依存症の母親と自分を重ねて苦しくなったり。
お部屋は物だらけ。すっきり片付かない。
化粧品も、レシピ本も、画集も、スケッチブックも十分あるのに買ってしまう。
貯蓄ももちろんはかどらない。
あれ?せっかくお金を払って楽しもうと思ったのに、なんだかお金を払って嫌な思いをしているような…。
そう思うことも最近は増えてきました。
そもそも、「欲しい」と思ったものって本当に欲しいものだったのかな。
ひょっとしてその後ろに別の気持ちが隠れていないかな。
そこにいる自分
その気持ちの正体はきっと「自己否定」
今キレイじゃないから人気のコスメでキレイにならなきゃ
絵がへたくそだからうまくならなきゃ
料理ができる彼女にならなきゃ
「今」の自分がだめだから、道具を使用して「良くならなきゃ」
でも結局それは自分の自分自身の認知の問題。
物を買い足したところでいつまでも埋まらない心の穴。
それになんとなく気が付いてきました。
ありのままの自分で大丈夫。
もう大人なんだから、自分を否定してくるお母さんにおびえなくてもいい。
自信をもっていいのだ。
すぐには買い物癖も自己否定も収まらないかもしれないけれど、
去年に比べたらずいぶんと自分をコントロールしてお金を使えるようになってきました。
だからそんな自分を称えて、認めて、抱きしめて。
明日も生きてゆこうと思います。